『見えないふりをする』

空が明るくなったら 窓開け
お腹空いたねって ご飯をぱくぱく食べて
昨日生まれたガラクタを きれいに整えたり 捨てたりする

葉っぱが呼吸している透明な景色を
たまに見に出かけたりして
よけいに寂しくなって帰ってくる
あの青い空にも 眩しい光にも きみはいないから

この空がきみの見ている空と同じだなんて思えないよ
空なんて見たくないから盲目になってみるよ

ホントは気づいているんだ
空の中にも 光の中にも きみの心臓の打つ音が見えること
勇気のないぼくは ただ見えないふりをする

冬の冷たい空気がすべての生きものたちに
おやすみなさいと告げている

暖かい箱の中で 一人ひとり違う現実が存在している
みんな同じにも見えてくるけど 
同じなんて探したって見つかりはしない

それなのに  今日も同じを探したくて みっともなさを垂れ流し続けるよ
それらの中に もし きみを安心させれる絶望が
ひとつでもあったなら
たったひとつでもあったなら 

ぼくの光ときみのひかりが 
うっかりひとつになることがあったなら
もうすべて終わってもかまわない

きみのいない世界に何の価値もない
きみは尊い

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